水牛だより

青空文庫製本部、出張します

24日(土)午後に製本のワークショップをおこないます。スイッチ・パブリッシングのRainy Day Bookstore &cafeにて。出版社のカフェですから、製本する素材はたくさんあるのです。まずは星野道夫さんの「アラスカどうぶつ記」から。GW明けの告知だったのに、すぐに満員となってびっくり。どんなひとが来るのかな、楽しみです。このシリーズは4-kamaさんと8-makiのユニットが担当します。
ワークショップはカフェの半分のスペースでおこなわれます。あとの半分はいつものようにカフェとして営業していますから、時間と興味があれば、ぜひ冷やかしに来てください。本を読みながらおいしいコーヒーが飲める気持ちのいいカフェです。

青空文庫製本部の次回ワークショップは7月(たぶん)のオフ会の時期にあわせてできるといいな、と考えています。山陰、山陽、近畿など遠くから来られるひとにも参加してほしいから。
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# by suigyu21 | 2008-05-21 21:48 | Comments(5)

青空はひろい

青空ニュースに「8-maki recommemdation 青空文庫関係書籍」というコーナーをもらった。もともと果てしのない青空文庫だけれど、関係という部分をどれだけひろげられるか独断と偏見でいく、と決める。真っ先に思い浮かべたのは『FUTON』(中島京子)だった。斎藤美奈子の解説(講談社文庫)が「なーにコレ。すげえおもしれえじゃん!」で始まるのもいいじゃん!
作品や作家に限らずアプローチのしかたはたくさんあるから、当分楽しめそう。これは、という本があったら推薦してくださいね。
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# by suigyu21 | 2008-05-19 01:18 | Comments(2)

花ひらく

裏の駐車場の先に数段の階段があって、階段の上から道に出るまでの間はマンションと舗装されていない駐車場兼なんともいいようのない空間になっている。なぜならそこに大きな樹が一本あり、樹の下にはちいさな祠があるからだ。マンションがあろうとも車が置いてあろうとも、その空間の主役は樹だ。由緒あるらしい大木はクスノキだろうと思っていた。連休中の雨の日の夜、帰宅するとあたりに強い香りが漂っていて、その樹の樹冠はうす黄色の小さな房状の花にすっかり覆われ、白っぽく発光しているよう。小さな花が大量にしかも一気に開いて匂いをはなっているのだった。これはクスノキではなくきっとスダジイだな、ドングリの季節に確認しようと決心しつつ、深夜にしばし見とれる。植物のココロを感じるときです。
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# by suigyu21 | 2008-05-12 23:39 | Comments(1)

レモンをどうぞ

はじめて飲んだリモンチェッロはその店の自家製で、はげしくおいしかった。消化を助けるというこの食後酒は冷凍庫でとろりと氷っていて甘くて強い。リモンチェッロはなんといっても手作りがおいしいですから、と自家製をとおしている店だったのだ。作り方をあれこれ調べてみると、意外にかんたん。レモンの皮だけ使うというところにひっかかって作るのを躊躇しているのは、皮を使ったあとの大量の中身のほうの使い道がまだピシッとさだまらないから。白くなったふにゃふにゃのレモンがいくつもころがっているのはいやだ。もうすこし考える。

リモンチェッロのレシピを調べていて、レモン・パスタを知った。これもかんたんで不思議においしい。塩をいつもより多めにいれてパスタをゆでる。ざるにあげて水気をきり、オリーブオイルをかける。さらにレモンのしぼり汁(2人前で半個分くらい)とナムプラーかニョクマム(2人前で大さじ1杯くらい)を加えて混ぜ合わせる。レモンの皮をおろして混ぜて、完成。イタリアにはガルムという片口イワシの魚醤があるらしい。ナムプラー、ニョクマムはその代用。レモン・パスタのレシピはレモン汁とバターを入れるというのが圧倒的に多いが、たぶん魚醤のほうがおいしいと思う。どうぞおためしください。(@江上トミ(古))
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# by suigyu21 | 2008-04-28 23:42 | Comments(3)

我が目をうたがう

ぶらぶら歩いて、うちの応接間(=近くの居酒屋)に行ったときのこと。途中でいやにおおきい犬を連れた男の人とすれちがう。あれ? 犬と思ったのは馬だった。ポニーだろうか、小型の馬を手綱でひいて歩いていく。ぽっくりぽっくりとアスファルトの道に反響する蹄の音はもの悲しい。それに馬は歩くときうつむいているから、いっそうもの悲しい。しばらく呆然と見送る。田舎にいたこどものころには、まだ馬が通りを歩いていたものだった。散歩してたわけではなく、労働中。いつも何か荷物を運んでいたのですね。雪の上に落とされた馬糞が湯気を立てたりしていたことなど、その色やにおいとともにありありと思い出す。
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# by suigyu21 | 2008-04-18 21:05 | Comments(4)

十七歳に戻れたら

「十七歳に戻れたら」はビオレタ・パラ晩年の歌。50歳近くなってから若い恋人ができて、愛は天使のように翼を広げ、わたしは17歳にもどっていく、とうたう。よろこびに満ちているはずなのに、身にしみとおるように哀切で、一度きいたら忘れられない。

若い恋人もいないし、過去の自分に戻りたいと思うことはないが、ちょっと残念なことがひとつだけある。それは最近知った「月経血コントロール」をためせないこと。骨盤内や子宮をゆるめて膣口を締め、経血を垂れ流しにしないというからだの使いかたがあるらしいのだ。昔の女の人はみなそうしていたというし、あのめんどくささから解放されてみたかったじゃありませんか。いま尿もれが市民権を得て(?)だれも不思議に思わなくなっているけれど、そのうち尿すらも垂れ流しになる前兆だという説もある。女子よ、どうする?
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# by suigyu21 | 2008-04-13 21:03 | Comments(0)

何になろうか

学校を卒業してから、ぼちぼちとながらずっと編集といわれる仕事をしてきた。編集といってもその意味するところはとてもたくさんあって、最近はふつうの本のほかにもCDや電子本、コンサートを作ったりもする。会社に所属してはいないが、来る仕事はちゃんとこなしているから特に問題があるわけではない。が、なぜとはなしに成り行きでこうしているという気がしてしかたがない。だからいつもどこかで、次は何をしよう、何になろう、と思っている。学校を卒業するときの気分のままだから、長期のモラトリアム状態とでもいうのだろうか、地に足がついていない。職業を聞かれれば、編集です、と答えるが、心の中では、ホンマかいな(なぜか関西弁!)という声がする。このまま生涯モラトリアムでおわるのだな。
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# by suigyu21 | 2008-03-22 15:53 | Comments(4)

隣人を見習う

20代のころはレストランなどで出される一人前の食事が食べきれなかった。おいしいということがほんとうにわかるまで時間がかかったのだと思う。いろんな面で成長が遅いらしい。いまはもちろんペロリとたいらげる。消費カロリーは年齢とともに減っているだろうから、食べすぎないほうがいい。でも目の前にあるものはつい食べて、そしてしみじみおいしいと感じたりする。

犬を飼っている人が言う。犬はおなかがいっぱいになればピタッと食べるのをやめて、食べ物なぞ見向きもしない。だから犬を見習えばいいのだ、と。
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# by suigyu21 | 2008-02-10 22:12 | Comments(5)

時間をまとう

きのうは青空文庫製本部のワークショップがあった。午後2時から8時過ぎまで。手を動かしていると、時間のたつのを忘れる。

上製本は2度ためしたので、今回からあまり手間がかからず、同じ作品を100部くらいなら飽きずに製本できるやりかたを模索してみよう。商品化などをこっそり目論んだりしているわけです。かんたん、じょうぶ、しゃれている、と3拍子そろわなければ作る意味を見いだせない性格。これまで教えてもらったことに自分のかんがえや好みを付け足して、ある種のうつくしいかたちに着地したいと思うが、なかなか思うようにはいきません。

手づくりのものには作ったひとの時間がまとわりついているので、それがうっとうしいこともある。手編みのセーターをもらって、ありがたいよりこわいと感じるとか、ね。あるでしょ? だから時間はかかっても、思いはこもらないようにしないといけない。できるのだろうか。。。
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# by suigyu21 | 2008-01-20 20:12 | Comments(3)

人生は冬の旅

斎藤晴彦さんが歌う日本語の「冬の旅」(@フランツ・シューベルト)をきいてしまうと、ドイツ語の正統的なものは遅くて聞くのが苦しい。ヘンなものだな〜。単に慣れのモンダイではないと思う。それぞれの言語のモンダイなのだろうか? 斎藤さんは歌手ではなく俳優なので、音楽的な完璧をめざすのではなく、回を重ねるごとにどんどん語りに近くなっていく。

今夜はその「冬の旅」大晦日版です。夜8時から、シアターイワトで。公演後には年越しパーティもあり。ぜひおでかけください。
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# by suigyu21 | 2007-12-31 00:18 | Comments(0)