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水牛だより

2013年 09月 29日 ( 1 )

奇数の月のおわりに

テーブルの上の栃の実は艶やかさをうしない、乾いた茶色になった。水分が抜けたのか、表面には少ししわもある。

浄水器のフィルターを二ヶ月に一度、交換する。二ヶ月に一度だからいつも奇数月だ。今月はその月で、前回交換したのは7月だった。早くやってきた猛暑の最中に二ヶ月先の9月のことを思ってみるが、あまりうまく想像できない。さらに猛暑の8月のひと月を経て、9月になってみると、不思議なほどにぐっと涼しい。次の交換は11月だ。寒くなっているのだろうか。快適な気温のときには暑さも寒さも忘れている。

蚊にさされやすい。換気のためにドアを開けていたら、そこからやぶ蚊が一匹侵入してきて、あっという間に数カ所刺された。ふと見ると、その黒いやぶ蚊が床から飛び立とうとしては、すぐに墜落している。血を吸い過ぎて、身が重すぎるらしい。そんなに欲望したのか。飛んでは落ちるのを三度ほど観察してから、掌でつぶした。フランボワーズ・ソルベのような暗い紅い色の血が掌についた。自分の血です。蚊にとっては失敗、私にとっては痒いだけだった。何の役にもたっていない。無駄に刺さないでもらいたい。

きのうは斎藤晴彦さんが昭和歌謡を歌うライブ。知らない歌は一曲もなかった。「君待てども」と「港が見える丘」が好き。2曲とも東辰三作詞作曲で、歌ったのは平野愛子。「燦く星座」は歌詞がなんともだなあ。「男純情の愛の星の色」なんて、いまのひとはだれも考えつかないと思う。
by suigyu21 | 2013-09-29 23:04 | Comments(0)