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水牛だより

2012年 02月 15日 ( 2 )

3月11日にむかう

藤井貞和さんから『東歌篇━異なる声 独吟千句』(2011年9月 反抗社出版・カマル社発売)が届いたのは去年の秋だった。

A4判上質紙11枚裏表に、2段組でびっしりと連句という短い定型詩が並んでいる。用紙の右端をホチキスで二ヶ所とめて、ぜんたいを二つ折りにしたものが紙袋に入っているという体裁。「八月という日本社会、迎え火の晩夏を、私はこの定型によって悲しみました」とあとがきにあるように、3月11日の震災をまんなかに据えての短期間の独吟千句だ。いろんな時と所からの異なる声が藤井さんという詩人を通って、ことばの結晶として定着されている。藤井さん自身の声もそこにある。

すべてを読み通さなくても、すごいということはわかった。でもこの冊子がどこで手に入るのかわからない。出版社も発売も検索にはひっかからないし、そもそも紙袋入だもの、書店に置いてあるとは思えない。晩秋のある催しで藤井さんに会った。重たそうなカバンの中に『東歌篇━異なる声 独吟千句』がぎっしりと詰まっていて、自力販売しているのだった。このチャンスを逃してはいけない。何部か買って、影反研究室のメンバーに送りつけた。

というところからスタートした3月11日の「異なる声」。藤井さんに集まってきた異なる声を、この日はいろんな人の異なる声で読んでみる。ときどき音も入ります。ひとりで黙読するのとは異なる感覚を体験しましょう。自分と自分以外との境界は案外あいまいなものだと感じる。

詳細とお申し込み方法などは以下に。

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異なる声

3・11を真正面から受け止めリアルタイムでひとりうたいつづけた藤井貞和の『東歌篇━異なる声 独吟千句』(反抗社出版・カマル社発売)を参加者それぞれの異なる声が読みあげる朗読ゲーム

朗読 藤井貞和と参加者のみなさん 
音  高橋悠治 港大尋
制作 影反研究室

2012年3月11日(日)14時から読了の夕刻まで(13時30分開場)
参加費1500円(冊子代500円を含む) 定員60名
スタジオイワト

朗読のルールや進行などは当日ご説明します
福島の地酒、陸前高田のおつまみ、お茶、コーヒーのセルフサービスコーナーあり

メールでご予約ください→haru@jazz.email.ne.jp
お名前ご住所とお電話番号をお書き込みください。
ご予約者には藤井貞和の『東歌篇━異なる声 独吟千句』を
郵便振替用紙同封でお送りします。到着次第参加費をお振込ください。
お電話でのお問い合わせ08054523165 スタジオイワト平野公子

★藤井貞和
by suigyu21 | 2012-02-15 20:54 | Comments(0)

愛の日はブルー

ことしのバレンタインデーには誰にもチョコレートを贈らなかった。誰からも特別に期待されてるわけではないから、自分がほんとうに楽しめないのなら贈る意味がない。遠くに引越していった人には、年に一度だけの私からの便りだったから、この一年のあいだに死んだのかなと思われているかもしれない。そうであっても不思議ではない一年だったし、年齢でもある。死んだと思われてるのに、まだ元気で活動しているのはちょっとゆかいだけど。

愛の日にはブルーな曲がよく似合う。
ブルー・バレンタインズ・デイ
by suigyu21 | 2012-02-15 20:53 | Comments(2)