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水牛だより

ナポリへの道は那覇経由で

スパゲッティ・ナポリタンはイタリア料理ではなくて日本料理です。あのケチャップの甘さと麺の柔らかさがなぜか男心をそそるらしい。ときどき妙に食べたいと思うのだそうだ、特にひとりで食事をするときに。素材や調理のしかたが上等であればおいしいというわけではない。などとナポリタンについてあれこれ言い合う「ナポリへの道」同好会があって、ときどき仲間にいれてもらう。会長は片岡義男さん(笑)。「ナポリへの道」という本も近々出ると聞いています。

意識してメニューを見ると、あるんですね、スパゲッティ・ナポリタン。先日沖縄料理にひかれて入った居酒屋で、「那覇ポリタン」というのを見つけた。もやし、スパム入り、ケチャップ味。と書いてある。隣の席の男の子が注文したのを少しもらって食べる。麺はスパゲッティでなく沖縄そば、ケチャップとソースを合わせた味つけはナポリタンというより焼きそばに近い。でもなぜとはなしにおいしい。ナポリへ行くはずが、思わず台湾やインドネシアに舵をきってしまいそうな味でした。ナポリは遠い。
by suigyu21 | 2008-07-09 21:33 | Comments(7)
Commented by ital at 2008-07-10 15:01 x
那覇ポリタン! なんという素晴らしいネーミング!
ナポリとはどうやら反対の方角に向かっているようですが、 「ローカル・ナポリタン」というジャンルも出来そうですね。なんだか楽しい発見。
Commented by fuku at 2008-07-10 23:05 x
幼い頃(昭和40年代)、月に一度、母に連れられてバスに30分揺られて行く買物の最後に寄る喫茶店のナポリタンは本当に楽しみでした。あの粉チーズが子供ゴコロに衝撃で。喫茶店の名前は「ボンジュール」。忘れないもんですねえ。
Commented by suigyu21 at 2008-07-11 00:51
那覇ポリタンと出合ったのがうれしくて、会長にも報告しましたよ。

そうですそうです、粉チーズは必須です。あれをたっぷりかけないとナポリタンは完璧とはいえません。
Commented by yuki at 2008-07-11 11:49 x
懐かしい~!子供の頃、スパゲティといえば、当然ナポリタンだったなぁ。
母の手作りは、赤いウインナと玉葱とピーマンが入っただけの、真っ赤なやつ。
口の周りをくわんくわんにして食べる!んまいんだな、これが!
…昔はパスタ、なんて単語あったのかしらね??
Commented by tsuu at 2008-07-11 17:42 x
あー。食べたくなってきました。
沖縄ソバはないけど、スパムはあるから今晩作ろうかな。

それにしても、そんな会があったとは。。。(笑)
Commented by suigyu21 at 2008-07-14 00:08
京都のイノダコーヒにナポリタンがある、と
「ナポリタン!」という本に書いてあったけど、
きのう行ってみたら、イタリアンしかありませんでした。

そうか、くわんくわんで食べた真っ赤で甘いナポリタン、
男心をそそるのは少年のころのおふくろの味だからだ!
肉じゃがなど正統おふくろの味のいわばB面みたいなものかもね。
また会長に報告しなくては。
Commented by ital at 2008-07-20 12:53 x
会長から、競馬場の近くに存在するという、「ガッポリタン」の話も聞きましたよ。