ごまかしはききません
製本をためすようになって、ときにはひとといっしょに同じ作業をしてみると、当然のことながらひとそれぞれでおもしろい。きっちりとした仕上がりはだれもが望んでいることだけれど、なかなか理想通りにはいかないのがまたおもしろい。針と糸という慣れ親しんだ道具を使うので、つい編み物や縫い物のモードになってしまう。編み目や縫い目のひとつやふたつはかんたんにごまかせるし、最終的にカタチになればいいということだが、本はかっちりしたカタチをもっているので、細部をごまかすと、それがかならずカタチにあらわれてしまうのですね。工芸品のような精緻なものをめざしているわけではないといっても、本そのものの精緻なカタチはちゃんと意識していないといけない。ごまかしはきかないと自分に言い聞かせて、きょうも一冊綴じてみようと思うのだが、その前のテキストを印刷するという準備段階に意外に時間をとられてしまって。。。。
テキストは自前でプリントするところまで出来るようになったのに、製本の技術がそれに追いついていないと思っていた。きょうはそれが逆転しているように感じられる。
テキストは自前でプリントするところまで出来るようになったのに、製本の技術がそれに追いついていないと思っていた。きょうはそれが逆転しているように感じられる。
by suigyu21
| 2008-06-08 12:57
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