水牛だより

夏はボサノヴァ

ちょうど一年くらい前に『ブダペスト』という小説を読んだ。主人公はリオとブダペストで二重生活をおくるゴーストライター。ストーリーがすすむうちに、場所も言語も混乱の度合いを深くしていく。おもしろい。著者のシコ・ブアルキの小説を読むのははじめてだったし、ボサノヴァの詩を書き歌うひとでもあるというのもはじめて知った。

その後見たDVDはポルトガル語オンリーで、シコ・ブアルキが何を歌っているのか、何を言っているのか、さっぱりわからない。でも、歌のほとんどはトム・ジョビンのピアノだったし、アマゾンの鳥がプリントされたきれいなシャツを着てなにごとかをしゃべっているシコ・ブアルキのひとみはブルーグレイで美しく、見るに値するものだった。

この夏は「This is Bossa Nova」という映画を観て、それから3枚組のトム・ジョビンのDVDを観た。葉巻とアルコールがよく似合っているなあ。さらに妹のエレーナ・ジョビンが書いた『アントニオ・カルロス・ジョビン』と、息子が編纂した楽譜集がテーブルの上に置いてある。

はじめに『ブダペスト』をうちに持ち込んだのはわたしだが、あとはみな家人が調達してきたもの。まだまだ楽しめそうだ。

それではまた!(八巻美恵)
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by suigyu21 | 2007-08-17 13:58 | Comments(1)
Commented at 2007-08-19 16:04 x
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