死んでも歳をとる
2025年が暮れていく。ことしはどんな年だったのか、などとあまり振り返って考えることはしない性格だけれど、夏の前に知人のソムリエの女性が44歳で病死したことはおおきな衝撃だった。彼女の連れ合いはシェフ。ふたりで小さなお店を建てたばかりだったし、幼いこどもがいて、さあ、これから、というときだったのに。
30年ちかく前に、45歳の友人がやはり病気で亡くなった。亡くなったあとは彼女の不在に苦しめられることもあったが、いまはわたしを取り巻く自然のなかに彼女のスピリッツを感じるようになっていて、肉体はなくてもともに生きていることを実感する。
ふたりは同じくらいの年齢で亡くなって、それはどうしようもないことだが、とてもとても残念でせつない。どう考えてもふたりとも道半ばだったものね。などと思いをめぐらせているうちに、不思議なことに気づいた。同じくらいの年齢で亡くなっているのに、以前に亡くなった友人のほうが、ずっと歳を重ねている感じがするのだ。わたしといっしょに生きているうちに彼女も歳をとってしまったのだろうか。きっとそうだ、死んでも人は生き残った者とともに歳をとる。まあ、すべてはわたしの内の出来ごとだが、一つの発見といってもいい気がして、思わず青い空を見上げた。
30年ちかく前に、45歳の友人がやはり病気で亡くなった。亡くなったあとは彼女の不在に苦しめられることもあったが、いまはわたしを取り巻く自然のなかに彼女のスピリッツを感じるようになっていて、肉体はなくてもともに生きていることを実感する。
ふたりは同じくらいの年齢で亡くなって、それはどうしようもないことだが、とてもとても残念でせつない。どう考えてもふたりとも道半ばだったものね。などと思いをめぐらせているうちに、不思議なことに気づいた。同じくらいの年齢で亡くなっているのに、以前に亡くなった友人のほうが、ずっと歳を重ねている感じがするのだ。わたしといっしょに生きているうちに彼女も歳をとってしまったのだろうか。きっとそうだ、死んでも人は生き残った者とともに歳をとる。まあ、すべてはわたしの内の出来ごとだが、一つの発見といってもいい気がして、思わず青い空を見上げた。
by suigyu21
| 2025-12-31 17:15
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