めしは天
新米が売られているのを見る季節になった。しかし高騰した値段はほぼそのままで、安くなってはいない。米を作る人と食べる人とのあいだにどのようなことがおこなわれているのか。記事などを読んでもよくわからない。当事者以外にはわからないようになっているようだ。米を作る労働のしかたはむかしとは違っても、流通の構造はかわっていないのだろう。より強化されているのかもしれない。
そんなことをふと思う夜には、金芝河の「めしは天」を読む。
めしが天です
天がひとりのものでないように
めしはたがいにわかち食うもの
めしが天です
天の星をいっしょに見るように
めしはみんながともに食うもの
めしが天です
めしが口にはいるときは
天をからだにむかえるもの
めしが天です
ああ
めしはすべてたがいにわかち食うもの
そんなことをふと思う夜には、金芝河の「めしは天」を読む。
めしが天です
天がひとりのものでないように
めしはたがいにわかち食うもの
めしが天です
天の星をいっしょに見るように
めしはみんながともに食うもの
めしが天です
めしが口にはいるときは
天をからだにむかえるもの
めしが天です
ああ
めしはすべてたがいにわかち食うもの
by suigyu21
| 2025-10-01 22:35
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