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水牛だより

2015年の冬の旅

斎藤晴彦さんが日本語で歌った「冬の旅」以来、はじめてライブで「冬の旅」をきいた。歌ではなく、歌の旋律を奏でるのはヴァイオリンであることに少し不安を感じていた。声、というよりも歌詞(ミュラーの詩)がなくていいのかな、と思ったのだけれど、なくてもよかったのだった。

歌がないので、ときおり斎藤さんがあの世で歌っているような感じがしたし、シューベルトのメロディーの素晴らしさもよくわかった。さみしくてほんのりと明るいヴァイオリンの音色がそうしたいろんなものをもたらしてくれたのだと思う。帰宅してから、斎藤さんが歌っていた日本語の「冬の旅」の歌詞をじっくりと眺めて、テキトーでもいいから歌えるようにしておこうと思った。


by suigyu21 | 2015-01-16 20:25 | Comments(0)