振り子と結石の日
これまで半世紀以上にわたって過ごしてきたように「おめでとう!」と明るく迎えられない、新しい年の始まりだった。大晦日は「冬の旅」だったし、あけて2日にはもう片岡義男さんから原稿が届いたので、そのような意味でちょっとした労働としての日常が続いていたのは、年末年始の過ごしかたとしてはよかった。
ことしは新しくなったイワトであれこれやってみる一年だ。まずはイワトとの共同企画で、「高橋悠治50人のためのコンサート」五回のシリーズが始まる。当人がやりたいことを50人の物好きにそっと見て聴いてもらおうという企画だけど、どうもその50人の物好きにもサービスしてしまうような態度があるような気もする。第一回は「胸の振子、膀胱結石手術図ほか」1月22日(土)午後3時開演で一時間強のプログラム。
あるコンサートの観客として来ていたバリトンサックスの栃尾克樹さんが、打ち上げの席でたまたま隣りにすわった。そしてバリトンサックスを通奏低音として使ってみたい、絶対にいいと思うと力説してくれたことのひとつの実現が今回のライブとなった。ウン、たしかにすばらしい、とリハーサルを聴いて納得です。歌う波多野睦美さんは右からピアノ、左からバリトンサックスのでかい音に挟まれて、歌が聞こえるのかどうかと気にしていたが、彼女の声という楽器もイワトの空間いっぱいにじゅうぶん響いて、バランスは完璧なのであった。ときに笑えるのがいいな。
ことしは新しくなったイワトであれこれやってみる一年だ。まずはイワトとの共同企画で、「高橋悠治50人のためのコンサート」五回のシリーズが始まる。当人がやりたいことを50人の物好きにそっと見て聴いてもらおうという企画だけど、どうもその50人の物好きにもサービスしてしまうような態度があるような気もする。第一回は「胸の振子、膀胱結石手術図ほか」1月22日(土)午後3時開演で一時間強のプログラム。
あるコンサートの観客として来ていたバリトンサックスの栃尾克樹さんが、打ち上げの席でたまたま隣りにすわった。そしてバリトンサックスを通奏低音として使ってみたい、絶対にいいと思うと力説してくれたことのひとつの実現が今回のライブとなった。ウン、たしかにすばらしい、とリハーサルを聴いて納得です。歌う波多野睦美さんは右からピアノ、左からバリトンサックスのでかい音に挟まれて、歌が聞こえるのかどうかと気にしていたが、彼女の声という楽器もイワトの空間いっぱいにじゅうぶん響いて、バランスは完璧なのであった。ときに笑えるのがいいな。
by suigyu21
| 2012-01-19 20:08
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