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水牛だより

初演の次は再演あるのみ

「カフカノート」は財団法人全国税理士共栄会文化財団の助成を受けた。きのうはその目録贈呈式に。「がんばってください」と励まされ「ありがとうございます」と、ほんとうにありがたくお受けした。この四月から始まる年度の助成なので、すでに公演が終わってしまっているのは「カフカノート」くらいのようでした。

以前は助成金なんてとんでもない、どこからどこまで自力でやるのだ、という姿勢だった。その根本的な態度はいまも変わっていないから、自由を担保にしてまで助成金を申請したりはしない。しかし金銭的困難はいつもあるので、うるさいことを言わずに助成してくださるところには感謝の気持ちを忘れない。今回は公益財団法人朝日新聞文化財団、財団法人アサヒビール芸術文化財団からも助けていただいた。

感謝の気持ちの一方で、どうして自力で出来ないのだろうかと思い続けてもいる。今回の5000円というチケット代金は見る側からは高いと思うし、予定通りの観客数を達成できたにもかかわらず、それでもチケット代だけでは赤字になってしまう。どこかがおかしいと思うのだ。

公演のとき、出演者が読んだり歌ったりするときに見ていたノートを製本したが、じつは重大な手抜きアリ。表紙のマーブル紙を芯の薄いボール紙に貼るのに両面テープを使ったのだ。遠くからはそれとわからなくても、触れてみればすぐにわかる。テープの隙間に空気が入って、プカプカしているものね。まずいじゃありませんか。もしものときにそなえて材料はもう一冊分ちゃんと用意してあった。再演のためにきちんとしたものを作っておかなくては。そう、再演したいのです。
by suigyu21 | 2011-04-26 20:57 | Comments(0)