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水牛だより

完全なるマティーニ

仕事で必要な本を図書館の書棚で捜してゲットした。『映画監督 深作欣二』。
隣の棚に『ワイルダーならどうする?』をみつけ、おもしろそうなので、それも借りる。読んでるひまはあるかしらん。「ビリー・ワイルダーとキャメロン・クロウの対話」だから、読み出したらどんどんいけそうなんだけど、その方向に行ってしまうと、まずやらなければならないことができません。ちょっとガマンしなければ。

おしまいのほうの「雑録」に「オードリー・ワイルダーによる〈完全なるマティーニ〉のレシピ」があるので、コピーしておこう。写真でみると、ワイルダー夫人のオードリーはものすごいという形容詞がふさわしい美人だ。

「まずビターズの空き瓶を用意します……量はすべて目分量です、一、二杯にじゅうぶんなだけのウォッカを注ぎ、そこにベルモットを加える。最近のビリーは『ケーテル・ワン・ウォッカ』がお気に入りみたい。
『ノイリー・プラット・ベルモット』が必需品です。私は七、八滴たらし、そしてかき混ぜてグラスに注ぎます。
 はじめの頃私たちが飲んでいたのはジン・マティーニです。ガルボが飲んだのもジン。戦後ウォッカが入ってきて、私たちもウォッカを使うようになりました。でも、もともとはジンでした」

ジンのドライなマティーニはおいしい。その一杯でくらくらしてしまい、二杯目にはたどりつかないので、ウォッカ・マティーニはためしたことがない。ケーテル・ワン・ウォッカはオランダ産、と記憶に刻んだ。
by suigyu21 | 2010-09-14 17:13 | Comments(0)