夢のあとで
「トロイメライ」金沢公演を無事に終えた。車窓から満月を見つつ東京に戻ってくると、金沢はとても遠く感じられて、楽しかった4日間がもうなつかしい。初演から一年後の再演は、どこがどうとはっきり言えないけれど、たしかに初演とはちがう。ぜんたいで50分足らずの短さはことしは必要にして充分に感じられた。50分のなかに永遠があるのです。
金沢には不思議と縁がある。
1997年から開催されているeAT金沢には、ボイジャー社のスタッフのひとりとして何度か参加した。いつも冬だったのに、雪に降られたことが一度もない。「冬の旅」でも行った。このときも当然冬で、やっぱり雪はなかった。
そして「トロイメライ」。会場の21世紀美術館には人があふれていて楽しい。無料で観ることのできるゾーンがあって、お気に入りのタレルの部屋はそのなかのひとつ。天井が正方形に開いている。壁際の石のベンチに腰かけて、そのときの空を見上げる。雲は勝手にながれていくし、ときどき鳥も通り過ぎる。雨の日は雨の落ちる音を聞く。ぼんやり見ているだけなのに、空の色は変化しつづけて飽きない。陽が暮れかかると壁に電灯がともる。
週末には美術館の入口の前にしょうゆアイスの屋台が出る。「21」と焼き印の押された最中のなかにおしょうゆの香りのするベージュ色のアイスクリームが入っている。美術館のアイディア商品(?)らしい。美術館なのに縁日みたいでかっこいい。みんなでしょうゆアイスをほおばって笑い、そして解散したのでした。
金沢には不思議と縁がある。
1997年から開催されているeAT金沢には、ボイジャー社のスタッフのひとりとして何度か参加した。いつも冬だったのに、雪に降られたことが一度もない。「冬の旅」でも行った。このときも当然冬で、やっぱり雪はなかった。
そして「トロイメライ」。会場の21世紀美術館には人があふれていて楽しい。無料で観ることのできるゾーンがあって、お気に入りのタレルの部屋はそのなかのひとつ。天井が正方形に開いている。壁際の石のベンチに腰かけて、そのときの空を見上げる。雲は勝手にながれていくし、ときどき鳥も通り過ぎる。雨の日は雨の落ちる音を聞く。ぼんやり見ているだけなのに、空の色は変化しつづけて飽きない。陽が暮れかかると壁に電灯がともる。
週末には美術館の入口の前にしょうゆアイスの屋台が出る。「21」と焼き印の押された最中のなかにおしょうゆの香りのするベージュ色のアイスクリームが入っている。美術館のアイディア商品(?)らしい。美術館なのに縁日みたいでかっこいい。みんなでしょうゆアイスをほおばって笑い、そして解散したのでした。
by suigyu21
| 2009-10-06 20:52
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Comments(1)

おつかれさまでしたおせわになりましたーーーーッ!
タレルの部屋はコウスケも大好きになりましたよ~。
2日目は雨で、4日目にもう一度入ったら今度はいいお天気で、得した気分。
タレルの部屋はコウスケも大好きになりましたよ~。
2日目は雨で、4日目にもう一度入ったら今度はいいお天気で、得した気分。
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