水牛だより

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初演の次は再演あるのみ

「カフカノート」は財団法人全国税理士共栄会文化財団の助成を受けた。きのうはその目録贈呈式に。「がんばってください」と励まされ「ありがとうございます」と、ほんとうにありがたくお受けした。この四月から始まる年度の助成なので、すでに公演が終わってしまっているのは「カフカノート」くらいのようでした。

以前は助成金なんてとんでもない、どこからどこまで自力でやるのだ、という姿勢だった。その根本的な態度はいまも変わっていないから、自由を担保にしてまで助成金を申請したりはしない。しかし金銭的困難はいつもあるので、うるさいことを言わずに助成してくださるところには感謝の気持ちを忘れない。今回は公益財団法人朝日新聞文化財団、財団法人アサヒビール芸術文化財団からも助けていただいた。

感謝の気持ちの一方で、どうして自力で出来ないのだろうかと思い続けてもいる。今回の5000円というチケット代金は見る側からは高いと思うし、予定通りの観客数を達成できたにもかかわらず、それでもチケット代だけでは赤字になってしまう。どこかがおかしいと思うのだ。

公演のとき、出演者が読んだり歌ったりするときに見ていたノートを製本したが、じつは重大な手抜きアリ。表紙のマーブル紙を芯の薄いボール紙に貼るのに両面テープを使ったのだ。遠くからはそれとわからなくても、触れてみればすぐにわかる。テープの隙間に空気が入って、プカプカしているものね。まずいじゃありませんか。もしものときにそなえて材料はもう一冊分ちゃんと用意してあった。再演のためにきちんとしたものを作っておかなくては。そう、再演したいのです。
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by suigyu21 | 2011-04-26 20:57 | Comments(0)

「カフカノート」は無事に終わりました

「カフカノート」が無事に終了してほっとしている次の日の満月の夜。無事に、ということをこんなに具体的に考えたことはなかった。これまでそんなに安全な日々が続いていたのだろうかと不思議だ。「カフカノート」はほんとうにささやかな試みだというのに、そこにも厄災は落ちてきた。もちろん最大のものは地震です。311の後は予約はぱったりと途絶えた。実際に16日の午前中にも東京はかなり揺れた。中止するという選択肢はなかったが、本番中に地震が発生する可能性は限りなく100パーセントに近いという前提に立たなくてはいけない。客席のあちこちに誘導係が三人ほどすわって、そのときに備えた。どんなに準備万端でも、揺れが来なくてよかった。

17日の午後はイワトの前の道を救急車がサイレンの音高く何度も通りすぎていく。なかには埼玉県のものもあった。イワトは外の音が聞こえるので、できれば本番中には通ってほしくないと思いながらも、埼玉県からこのあたりの病院までたらいまわしにされているのだろうかと気になる。

さらにこの日は新宿区議会議員選挙の告示で、神楽坂の駅から外に出ると、演説の声がいくつも高らかに響いている。しかも何人もで行進しているから、その高らかな声は長いこと続くのだ。本番中にこの行列がイワトの前を通ったら最悪だと思い、来たら、黙ってくださいとお願いしようと、ずっと監視する。開演前に選挙カーが二度ほど通っただけで、さいわい本番中は静かないつもの通りだった。

劇場のなかでは、稽古のはじまりのときから本番のおしまいまで、天井からオドラーデックが見守っていてくれた。揺れもせず、救急車も通らず、選挙演説も聞こえず、三回のステージが無事におわったのはオドラーデックのおかげだったのかもしれないと今は感じられる。そう、あんなふうにちいさくささやかにいればいいのだ、どんなことがあってもね。

16日19時の公演は中継のあとアーカイブされたので、いつでも見ることができます。
http://www.ustream.tv/channel/sora-kita
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by suigyu21 | 2011-04-19 00:01 | Comments(0)

「カフカノート」その後

「カフカノート」の稽古は毎日続いている。台本のタイトルには「カフカノート一——朗唱としぐさとピアノのために」とある。朗唱としぐさとを受け持つ四人(波多野睦美、足立昌弥、遠藤良子、松之木天辺)とピアノの一人(高橋悠治)はみなカフカの持つペン先となったかのように、カフカの夢をつむいでゆく。

震災のあとぷっつりと途絶えていた予約のメールや電話がまた来るようになったのはうれしいけれど、こんな状況なので、公演中に余震があったらと考えないわけにはいかない。シアターイワトは以前は倉庫として使われていた建物なので、頑丈に出来ている。客席はなるべくゆったりと余裕を持たせる。ギュー詰めというのも楽しいものだけど、今回はそれはしません。そしてドアは開け放っておく。いつもは当日来て下さった人には全員見てもらうようにしているが、今回に限って、80人で締め切ります。出来るだけ前日までにご予約を!

そして、震災とは関係なく、公演を決めたときからUstream中継を予定して準備を進めてきた。Ustチームはこれまで何度か経験を積んで、確実に腕を上げてきている。期待してください。中継は4月16日19時の回です。
http://www.ustream.tv/channel/sora-kita
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by suigyu21 | 2011-04-10 11:57 | Comments(0)

大失敗!

突然ハッと。。。そうだ、今月の水牛のトップに載せようと計画していた高銀の詩を忘れてた。なんとしたこと。大失敗だ。ここ二、三日の微熱はそのせいだったのかも〜。というわけで、とりあえずもうひとつの水牛だよりのほうに掲載しました。
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by suigyu21 | 2011-04-10 11:56 | Comments(0)