水牛だより

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仕事は人です

ボイジャーの社長、萩野正昭さんの初めての本が出版された。『電子書籍奮戦記』、ぴったりなタイトルで、ときどきタイトル以上にいってしまう中身はほんとに萩野さんの生きかたそのもの。魅力的にまとまっていて、うれしいな。

萩野さんをボイジャーに最初に訪ねたのは、たしか1993年だったから、かれこれ20年近く付き合っていることになる。社員のみなさんよりボイジャー歴は長いのよ。いくつか最前線の仕事もさせてもらったし、青空文庫もボイジャーなくしては生まれなかった。そうだ、水牛のCDの販売もしてもらったのだった。

20年つきあってこられたのは、仕事そのものがおもしろかったのと、萩野さんという人間が愉快だったから。仕事と人とにバランスよくかつおもしろくつきあえる機会にめぐまれたのだ、と自覚したのは、知り合って間もないころ。そう自覚したときに、とことんつきあってみようと決めたのだった。

仕事と人と。ボイジャーの前は水牛通信ですね。これは津野海太郎さんとのつきあいだった。ボイジャーはちゃんとした株式会社だが、水牛はただの集まりで、金銭的責任はまったくないとは言えないにしても、ない方向に大きく傾いている。しかもお互いに飽きやすい性格だったために、あれこれ工夫して楽しんだ。固定電話が唯一の連絡手段で、その電話がきらいな津野さんに、一日何度も電話していた記憶がよみがえってきた。

新たな仕事と人と、は片岡義男さん。新たな、とはいいつつ、もうすぐ10年だ。

仕事と人と、は関係だから、こちらからの一方通行はあり得ない。こちらにとってはそこがいつも悩ましくも楽しい。
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by suigyu21 | 2010-11-23 22:03 | Comments(1)

スゴい製本

11月21日の製本ワークショップの課題をつめるために4+8コンビの、4、こと、四釜裕子さんと密談する。

密談の前に、啓祐堂ギャラリー羽田野麻吏製本工芸展を見る。羽田野さんは栃折久美子ルリユール工房で製本工芸(ルリユール)を学んだ。四釜さんとはそのときの同級生なんですって。「本」というものの頂点のひとつを見ることができる機会なので、ぜひ、ひと目見に行ってください。9日まで。展示の様子は四釜さんのブログでどうぞ。スゴいでしょ? スゴいんです。

さて、われらの製本は、午後からはじめて夕方には一冊完了。羽田野さんのものとは似ても似つかぬタイプのものですが、ある意味でスゴい。テキストのために施される手仕事ということではおんなじ、といえる、かな。今度は表紙に革を使います。パズルみたいに綴じる方法などは当日のお楽しみ。材料は準備しますからご心配なく。
自分でやりたいもの(中身と装幀、どちらか、あるいは両方とも)があれば、それをお持ちください。
11月21日(日)午後1時から5時ごろまで、イワト二階で。
参加ご希望のかたは
info@suigyu.com あるいは haru@jazz.email.ne.jp まで。
当日まで受け付けています。

イワト一階の劇場では、19日から21日まで、みつばちトートの展示会をやっているらしい。ひとつ手に入れようかな。
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by suigyu21 | 2010-11-05 14:30 | Comments(0)