水牛だより

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青くないブルー・ムーン

夕暮れどきに買い物に出かけた。ドアをあけて外に出ると、西の空はばら色。その空の下の風景はシルエットになってそれなりに美しい。帰りはすでにほの暗くなっていて、ふと東の空を見上げると、今月二度めの満月がのぼってきたばかりだ。白く大きく重たそうなブルー・ムーンを道ばたで立ち止まってながめているうちに、わぉ〜ん、と吠えてしまう気持ちがわかった。吠えなかったけど。

きょうの月は地球に近いところにあるらしい。二月は満月なし。三月にはまた二度めぐってくる。めずらしいと思ってしまうのはカレンダーにあてはめて月の運行を考えてしまうからです。
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by suigyu21 | 2010-01-30 19:40 | Comments(2)

ピアノは、ここにいらない

というタイトルの本が出来た。編集グループSUREの「この人に会いたかった」シリーズ全5冊の3冊目。3冊目の会いたかったこの人は高橋悠治さん。

黒川創さんの誘いに乗せられて、去年の春のはじめに京都まで出かけて、みんなでしゃべって、暗くなるころには飲み始めて、さいごには酔っぱらっていたのでした。その楽しかった10時間ほどが本になってまとめられている。とめどない10時間の話をテキストにおこし、まとめ、挿画や装幀までの編集ぜんたいを担当したのは北沢街子さん。たいへんな仕事だけれど、それを楽しんでいることもきちんと伝わってきます。またSUREに遊びにいこう。
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by suigyu21 | 2010-01-19 20:23 | Comments(0)

一月のみどり色

ことし最初の野菜が小泉循環農場から届いた。ずっしりと重たい。箱をあけると、ホウレン草とアブラ菜の元気な姿が見えて、底のほうの大根と白菜、それに人参がその重さのほとんどを占めている。おいしそう。

きのう図書館で「日経Health」最新号を立ち読みしていたら、なんと、そこに小泉循環農場が載っていたのである。小泉さんがどこから見ても頑固という感じで、美しい畑のまんなかに立っている写真が1ページ。やっぱり先端になってしまったのだな、と再確認したのでした。

小泉さんには三人のこどもがいる。いまは大人になっているが、こどものころはみんなかわいかった。とりわけまんなかの男の子がかわいらしくて、無口で、でもいつもお父さんのとなりにいたという印象がある。最近またその彼とつながりが出来て、とてもうれしい。
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by suigyu21 | 2010-01-14 22:36 | Comments(1)

去ってゆく今日

下北沢で片岡義男さんと会う。春には出したい予定の短編小説集について、あれこれ。原稿もいただいて、残るはあと一作だけとなった。片岡さんとはいくつか懸案事項があるので、それらについても話していると、「いそがしいね」ということになって、ふたりで笑った。こういう多忙は熱烈歓迎です。

片岡さんはワープロで打った原稿をプリントアウトして、それで推敲する。手書きの推敲の結果をテキストデータに書き込むのは私の役目。帰りのバスのなかでそのプリントアウトを読みはじめたら、おかしくて笑いそうになったので、中断してかばんにしまった。ユーモア小説なのか?
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by suigyu21 | 2010-01-07 20:40 | Comments(2)

賀春

大晦日の「冬の旅」をおえた帰り道、すでに年はあらたまっていた。車は走っていないし、自分以外はだあれも歩いていない道で、ふと空をみあげると、満月が中天にかかって輝いている。だれにでも開かれている本物の美しさ。

りんごについて読む。りんごの種は育まれた実のDNAを受け継がない。あまいりんごの種を撒いて育ててみても、あまい実はならず、野生にもどってしまうらしい。接ぎ木でしか同じあまい実はできない、というのはクローンみたいなものなのかな。
人も親とは似ても似つかないいことのほうが多いと思う。親がなくても子は育つし、親があっても子は育つ。生まれてきたのがそもそも偶然だものね。
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by suigyu21 | 2010-01-01 23:03 | Comments(0)