水牛だより

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トロイメライと夢と

きのうの午後はシアターイワトの二階で「トロイメライ」の稽古。
「あ、只今はいりましたニュースです。今日午後五時二十分頃、郊外の住宅地にあるマンションの屋上から、近くに住む小学生、カイ君十二歳が飛び降りて即死いたしました」とニュースを伝えるアナウンサーの声。「じゃあ、行くわ」とカイを追うサキの台詞に続けて、親友のツユがひとり言う。「サキはフェンスをのりこえ、深呼吸を一つ。真下に広がる宇宙にとびおりた。このまま、もしもこのまま……たった十二年のいのち……」十二歳の少年と少女の「子供の情景」です。

稽古を終えて下に降りると、いつものシアーターは「内澤旬子と三匹のぶた」の会場になっている。内澤さんが自分で飼ったぶた三頭をおおぜいで食べ尽くすのだ。会場内のスクリーンには三頭のぶたの生前のユーモラスな姿が映っていて、それを見ながら食べる。三頭のうち一頭は「夢」という名前なので、トロイメライとのちょっとした偶然のつながりを感じる。内澤さんのブログには「一年弱で、彼らは無からでてきて無に還ろうとしています。すごい速さに、呆然とするばかりです。どうぞおいしくたべてやってください。」とある。

十二年と一年弱のいのちに満たされたいちにちでした。
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by suigyu21 | 2009-09-30 15:33 | Comments(0)

夢のつづき

去年初演した「トロイメライ」を10月3日と4日に金沢21世紀美術館シアター21で再演する。そのための最初のリハーサル。作者による演出は初演よりずうっとシアトリカルになった印象で、本番が楽しみだ。4日は午後2時開演だから、東京周辺や関西からなら日帰りで観にいける。とは思うものの、面と向かってなかなかそう強くは勧められない。寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、と言うにはやっぱり遠い。おもしろいんだけどな〜。

東京で暮らしていても、ココロはいつも辺境にある。
離島医師たちのゆいまーる日記を読んで、あらためてそう感じた。辺境ではものごとはちいさなところに収斂しない。
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by suigyu21 | 2009-09-18 15:26 | Comments(1)

そしてさらに

住まいというものにあまり執着が持てないのはなぜか。風さえ通ればどんな家でもそれなりに快適に住んでいられるし、部屋を飾ろうという気もほとんどない。ちいさな頃から引っ越しを繰り返してきたからだろうか。殺風景でも、明日引っ越すような雑然とした部屋でも平気なので、片付けても片付けても、部屋はだんだんそのようになっていく。できることなら一日の半分くらいは外で暮らしたいな〜といつも思っている。家というのは物置で、生活は外にあるのだ。

タイ製のシャツを買った。手織りのざっくりした布で、しかも手縫いというのに惹かれて。着物のように縫い目を隠そうとしていないのがタイらしい。刺繍のように目立つ色の糸で飾るように縫ってあってかわいい。真似してあれこれ応用しようと思う。
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by suigyu21 | 2009-09-07 22:25 | Comments(0)