水牛だより

<   2008年 12月 ( 5 )   > この月の画像一覧

やがて近い将来

ことしたった一度の「冬の旅」の一夜は楽しいものだった。木のちいさなホールと終わったあとのおいしいごちそう。楽しく快適なほど、来年もまた、という気になる。

リハーサルから本番まで、何度か斎藤晴彦さんと会って、その度に「冬の旅」について話して飽きることがない。なにしろ24曲もあるんだもの。それなら、と来年の大晦日、シアターイワトでの「冬の旅」のことを思いつく。歌っている人、弾いている人、聞いている人がそれぞれの曲についてどんなことを考えているのか、一曲ずつ話し合いながら進めてみるのはどうだろう。訳者は5人いるし、できれば研究者にも加わってもらって、午後から年越しまで、とことん「冬の旅」を楽しむ。

やってみよう!
[PR]
by suigyu21 | 2008-12-31 21:28 | Comments(1)

いまだに彼のままの彼

来年1月29日のうたのイワトに向けて、最初のリハーサルは、鈴木光介くんの「ぼくは12歳」と「寝物語」。トロイメライのときにカイの役の彼を見て聞いて、抜擢(笑)したのだが、そのひらめきは正解だったとわかってうれしい。サンタのプレゼントとは言えないけれど、「ぼくは12歳」にも「寝物語」にも新しい花が咲くでしょう。あまりない機会です。ぜひ目撃してください。
[PR]
by suigyu21 | 2008-12-24 20:49 | Comments(1)

雨のなかで半分おわった

斎藤晴彦+高橋悠治の日本語で歌う「冬の旅」、一年ぶりのリハーサル。東京では冷たい雨、いくら寒いといっても雪はのぞめない。本番は27日16時30分から埼玉県深谷のエッグファームで

これだけは最初から譜めくり役で、ふたりについてまわっている。CDも作ったことだし、販売員をかねて、それくらいはやりなさいという、まあ家内工業の続きですね。ドイツ語の歌のほぼ倍くらいの速度のこの日本語版「冬の旅」をここ四年ほどの間に何度聞いたことだろう。秋に、ふつうの「冬の旅」(笑)を聞いたときにはそのあまりの遅さ(=ふつうの速度)に、耐えられなくてのけぞってしまった。遅さが気になり、マジメに聞くことすらできない。こんなふうに環境というものによって感受性はねじれてゆく。。。
[PR]
by suigyu21 | 2008-12-17 23:46 | Comments(1)

答えは出ない

以前は少女漫画雑誌を毎月何冊か読んでいたので、最近おもしろいものない? と聞かれることもあるが、あまりないような気がする。というような空気のなかで、唯一たのしみにしていたのが一條裕子先生の「小倉案」。キツくて笑えるギャグ漫画はもっとも好もしい。「マリカ」という女性向けコミック誌の末尾を飾る4ページ、「百人一首の秀歌は、それはそれとして、その歌心の奥義をそれなりに読み解く怒濤の100回連載」だから、ほぼ10年は楽しめるはずだった。

新年号の発売日がすぎてもどこの本屋にもないと思っていたら、たった7号で休刊となったらしい。あとの93首はどうしてくれるの? あ、7号の連載のおしまいにはちゃんと「End」と書いてある。それ以前は「To Be Continued」となっているのに。。。
[PR]
by suigyu21 | 2008-12-11 14:30 | Comments(0)

さすがの出来ばえ

片岡義男さんが「酒林」という小冊子を送ってくださった。片岡さんのエッセイが載っているからだ。目次を見ると、「真夏のシャーロック・ホームズ 片岡義男」の次の行は「鉛筆を削って叱られた 片岡義男」となっていて、つまりエッセイ2編が同時収録されている。なんだかおかしい。片岡さん以外はみなふつうに1編だけなのにね。

この冊子を出しているのは「金陵」という日本酒をつくっている高松の西野金陵株式会社だ。「酒林」のデータもちゃんとPDFで公開している。酒飲みの心意気を感じるではありませんか。

「金陵」を飲んでみなければ。片岡さんはほとんどお酒を飲まないから、こういうときに誘えないのは残念だ。しかたがない、うちの斜め前にある酒屋で買って、ひとりで楽しむことにしよう。

片岡さんはいつだって端っこにいるのが好きだと言うし、こうしたちいさな雑誌に書くのを楽しんでいるように見える。端っこを楽しみながら、メインストリームにちゃんと影響を与え続けているのだ。
[PR]
by suigyu21 | 2008-12-05 00:15 | Comments(1)