水牛だより

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人生は冬の旅

斎藤晴彦さんが歌う日本語の「冬の旅」(@フランツ・シューベルト)をきいてしまうと、ドイツ語の正統的なものは遅くて聞くのが苦しい。ヘンなものだな〜。単に慣れのモンダイではないと思う。それぞれの言語のモンダイなのだろうか? 斎藤さんは歌手ではなく俳優なので、音楽的な完璧をめざすのではなく、回を重ねるごとにどんどん語りに近くなっていく。

今夜はその「冬の旅」大晦日版です。夜8時から、シアターイワトで。公演後には年越しパーティもあり。ぜひおでかけください。
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by suigyu21 | 2007-12-31 00:18 | Comments(0)

古いほど美しい

中国南部からインドシナ山岳地帯に暮らすヤオ族の刺繍布を見に行く。
黒い手織布に濃紺、こげ茶、白などの糸で、子どもやお金に恵まれる抽象的な印が一面に刺繍されている。婚礼のとき花嫁がヴェールにするための布で、花嫁の母親が作る。そして婚礼の後はお守りのように身近に置いて、命が尽きると布もいっしょに葬られるのだそうだ。20年から50年前の布は、不思議に古いものほど美しい。
銀座煉瓦画廊で16日(日)まで。

ヤオ族の村に通い続けて、これらの布を集めたのはアーチコレクションの美濃正さん。もう何年も前にデパートの催事場で出会った。タイの少数民族の布展を見に行ったら、そこに出展していたひとりが美濃さんだった。コレクションなどの話がおもしろく興味が尽きないので、そのうち水牛に書いてもらおうと思っている。
その時に買った、びっしりと刺繍された古い布の帽子と折りたたみのできる木製の枕、そして竹で編んだ低いスツールは、みな今も愛用している。枕は頭がむれるということがなく、とてもいい。
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by suigyu21 | 2007-12-12 00:43 | Comments(0)

エストニアスパイラルをためす

寒くなった。ことしは冬がやってくるのかどうかと疑わしくなるような秋だったけれど、ちゃんと冬です。

通りがかった手芸用品の店で毛糸の安売りをしていた。きれいな色の暖かそうなやつを買って、レッグウォーマーとリストウォーマーを編む。エストニアスパイラルという編み方を試してみたかったのだ。まっすぐ編んでいるのに、ぐるぐるとスパイラルになってゆく。ちいさなものはすぐにかたちになるところがいいな(飽きっぽいので大物は挫折する)。糸と針だけあればできるというのもいい。それに足首や手首など、首という名のつくところを暖かくしていると薄着でも寒くない。
とはいえ、編み物が好きだからといって家庭的というわけではぜんぜんない。

はじめて会ったひとが、すでにわたしが知っているひとの知り合いだったということが多くなったのはなぜだろう。みんなどこかでつながっている。広いはずの世界がちぢまってゆくようだ。
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by suigyu21 | 2007-12-03 14:07 | Comments(0)