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水牛だより

本を撮る

二〇二〇年の四月ごろ、フェイスブックでのある企画を知った。友人からバトンがまわってきたのだ。それは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ」「7日間ブックカバーチャレンジ」というもので、好きな本を一日一冊、本についての説明なしに表紙だけの画像をアップする。期間はひとり一週間だから、全部で七冊の表紙だ。ひとつ載せたら、誰かにバトンをまわすという決まりだった。

フェイスブックにアカウントは持っているが、「お友達」の投稿をときどき読むだけで、それはもっともダメなメンバーだといわれている。でもこの「チャレンジ」はおもしろいと思い、参加した。表紙のデザインとタイトルのユニークさを考えて、身の周りにあった七冊を選んで表紙の写真を載せた。本の表紙は、きちとんとデザインされているから、整ったかたちのなかにその本の情報がすべて入っている。中身は読んでみないとなんともいえないとしても、自分にとっておもしろいかどうか、ある程度のことは推察できる。

「本についての説明なし」というのがこのチャレンジの意図する重要なお約束で、私はそこにもっとも興味をひかれた。しかし、意外にも多くの人たちは、本についてのあれこれをしつこいくらいに書いているのだった。決まりごとは読まない人が多いのかな。あるいは本については、どうしても内容を語りたくなるのかもしれない。

この経験が楽しいものだったので、本の表紙だけの写真をときどき撮っている。そのなかから、何冊かを選んでみた。ランダムに選んだつもりだが、ある種の傾向はあるかもしれない。もちろん本についての説明はありません。

写真で見ると、文庫も単行本も同じサイズに見える。これではダメだな。


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by suigyu21 | 2023-04-26 19:14 | Comments(0)