水牛だより

トラの秋

昼間はむせかえるような木犀の香りが少し落ち着いてきた。
今夜はいつもより大きな満月のスーパームーン。

この二つだけでも濃い秋といえると思うが、今年は1938年生まれの寅年の人たちが77歳を迎えた。喜寿というおめでたい年齢なので、どうせならご本人たちになにかやってもらおうと企画したのが「高橋悠治50人のためのコンサート 7「Tyger, tyger, burning, bright」」。このコンサートはかつて東京の西神田にあったスペース「イワト」で始めたシリーズだが、肝腎の「イワト」が小豆島に移住してしまったので、東京とのアバウトな中間地として神戸を選んだ。タイトルにある「Tyger, tyger, burning, bright」はブレイクの詩で、もちろん寅を意識したわけでした。

水牛ゆかりの寅年の人たちが来てくれて、以前はみんな東京にいたから、なにかことあるごとに集まっていたけれど、77歳になって、はじめて神戸という、全員にとって往復6時間ほどかかるところで集まった。折しもシルバーウィークと重なってしまい、ホテルの予約がとれずにほとんどの人は日帰りという強行軍。でもね、あ、もう帰る時間だ、と言って、もすこしいっしょにいたかったなという感じで帰るのがよかった。

公開のコンサートなので、喜寿を祝うということは謳ってはいない。喜寿ということで閉じてしまうのだったら、やる意味はないと思う。
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by suigyu21 | 2015-09-28 23:38 | Comments(0)