水牛だより

眠ります

ベッドで眠っている人を見る機会は家族以外にあまりない。死んだ人はだいたい仰向けに寝かせられていて、ヨガでいう死体のポーズをそのままだ。

それが眠るときの正式な姿勢であり、熟睡できるような気がして仰向けになって死体のポースのまま眠ると、思ったようには楽ではない。よく考えてみると、動物の姿勢としては無防備すぎると思う。鼻も喉もつまっているのは、自分のいびきで目覚めてしまうときに感じる。目覚めたときには思わずいびきが大音響でないことを祈ってしまう。

そんなわけで、最近は眠ろうと思ったらまず横向きになる。体の右側を下にすると心臓が上になるので、気のせいか軽快だ。腰を少しひき、さらに膝を少しまげて眠りにつく。そうすると死体のポーズよりずっとよく眠れる。そもそも死体は眠っているわけではないのだし。

眠りの質や時間には個体差がずいぶんあるらしい。すぐにぐっすりと眠れて短時間で目覚るということができないが、それは持って生まれたもので、後天的に睡眠時間を短くしてコンディションを維持することは不可能に近いとどこかで読んで、さっぱりとあきらめた。あきらめてはいるけれど、雲雀のように朝早くから機嫌よくエネルギッシュな人がうらやましい。


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by suigyu21 | 2014-07-04 17:18 | Comments(1)
Commented by espera at 2014-07-04 20:15 x
寝つきの悪さではわたしも人後に落ちない自信があります/笑。寝入る姿勢でいちばん安心するのは、母体内の赤ん坊の姿勢だと言われているのは、なんとなく分かります。左を下にすると胸が苦しくなるのも確か。空気が重たいこの季節、夢に出てくる人たちもなぜか動きが緩慢。でも、山梔子の薫りはこの季節の湿気あればこそ、ですね。