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水牛だより

この世の不思議とは

ゆうべは満月で七夕でした。帰り道に月の出ているはずの方角を見ると、雲のむこうにまあるくぼんやりとそこにいることだけはわかった。家にたどりついて、メールをチェックしたり入浴したあと、ベランダに出てみたら、雲はどこかに去って、まんまるな月が正面に白くかがやいている。月を構成している元素は人間の体にすべてある、ということをどこかで読んだような気がする。月を見ると懐かしさが満ちてくるのはそのせいなのだろうか。

いま生きている人間の数はこれまで死んだ人間の数より多いという統計上(?)の説があるらしい。ほんとにそんなことってあるのだろうか。たしかに世界人口は30年前の倍になっているけれど、自分が生まれたときにすでに累々と死んだ人がいて、生まれてからもどんどん人は死んでゆく。このごろでは知り合いでも生きているより死んだ人のほうが多いくらいなのに。
by suigyu21 | 2009-07-08 20:06 | Comments(3)
Commented by espera at 2009-07-08 21:27 x
昨夜の月は、確かにはっとするほどの輝きをはなっていました。この世のものとは思えないほど。ということは多分、織姫は牽牛に逢えたのでしょうね、今年は。
Commented by ag at 2009-07-09 09:23 x
いま生きている人間の数はこれまで死んだ人間の数より多いということは、何か他の部分で失われてるんですよね。それは野生動物だったり、いや、もっと目に見えない何か、人間の大切な感情だったり。
Commented by roshi@okinawa at 2009-07-09 18:51 x
そうそう。最近、死んだ知り合いが増えつつあります。こちらで道端で会って、軽く「おう」といえる、幼なじみはほとんどいなくなりました。早死が多いです。