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水牛だより

 思わずほほゑんだ

少し前のこと。たまたま電源を入れたテレビで沢田研二が歌っていた。「我が窮状」や「海にむけて」などは自作詞のもののようだ。「窮状」は「九条」らしかった。海は骨になった自分の帰るところ、セレモニー(お葬式)もモニュメント(墓)もいらない、と甘く静かに歌う。デビューのころの美しさは当然とっくに過ぎ去ってしまったけれど、美しさの延長がこういうところに行き着くのはいいじゃないか、と勝手なミーハーは思うのでした。それから思いついてYouTubeを検索してみると、あるんですね、若き日のお美しい映像がたくさん。「美しいものになら ほほゑむがよい」(@立原道造)

これも少し前のこと。あたしより先に死んだら許さないからね、と年上の友だちが言う。許さないって言われても、死んじゃったならそんなことわかるわけないよ、とわたし。だいじょうぶ、この世からあの世に化けて出てやるから、と彼女。うれしいようなおそろしいような、それが友情というものの正体かもしれません。ほほゑむがよい。?
by suigyu21 | 2008-11-11 23:08 | Comments(0)